Project detail
kumagusukuの構想が最初に形になったのが香川県の小豆島でした。2013年、『瀬戸内国際芸術祭 2013 醤の郷+ 坂手港プロジェクト』の関連企画として、使われていなかったお寺の宿坊をDIYでリノベーションし、期間限定で宿泊型のアートスペースをオープン。浴場を展覧会場として設定し、裸で鑑賞する特別な展覧会を企画しました。全裸になってシャワーを浴びれば、まるで鑑賞者が作品の一部となり、作品に見られているような、反転あるいは同化的な状態が起こり、美術は身体的な体験へと変化します。日常的な行為と美術が密接することで、深い思考、感性の反応が起こる、これがkumagusukuでの「鑑賞体験」といえます。
瀬戸内国際芸術祭 2013 醤の郷 + 坂手港プロジェクト
瀬戸内国際芸術祭 2013 の一環として開催された プロジェクト。香川県小豆島の 醤の郷と坂手港エリアを舞台に、アーティストだけでなく建築家やデザイナー、行政、島民、来島者が 一緒になり、芸術祭に終わらない関係をつくる ことをめざして展覧会やワークショップ等さまざまな 取り組みが行われた。プロジェクトは「観光から関係へー Relational Tourism」をテーマに芸術祭が終了したのちも継続された。
Information
期間:2013年7月20日~11月4日 (瀬戸内国際芸術祭2013 夏秋会期)
会場:観音寺
企画:矢津吉隆、井上大輔
企画アドバイザー:椿玲子/森美術館アソシエイト・キュレーター
出品作家:土屋信子
後援:小豆島町坂手地区自治会、小豆島町
共催:坂手んごんごクラブ
空間構成:dot architects
グラフィックデザイン:UMA / Design farm
作庭デザイン:ZZZ design studio
レジデンスアーティスト:小鐵裕子
協力:Arts and Law、おかひろし、行政書士藤本寛事務所、京都造形芸術大学ウルトラファクトリー、実近修平、SCAI THE BATHHOUSE、多田智美