Project detail
2016年7月に増床リニューアルオープンしたホテルアンテルーム京都。そのコンセプトルームの1つを kumagusukuが担当しました。客室は kumagusuku を模した構造になっており、kumagusuku の幻の2号店プロジェクトである「kumagusuku B.C.」のメインコンセプト ” ブラックキューブ ” を基に制作。ホテルの中に ホステルが出現するという入れ子状の不思議な空間が完成しました。客室内は、映像作品を 鑑賞することに特化した作りになっており、画材メーカーであるホルベインとともに開発した漆黒塗料「kumagusuku Black」を塗った漆黒の空間でじっくりと作品を堪能できます。
映像作品は定期的にプログラムを入れ替え、映像作家 宮永亮の作品をはじめ 京都で活躍する映像作家の様々な映像作品を鑑賞することができる。ベッドの前に設置された 60インチの4Kディスプレイは作品に集中できるように、視界に入る背景はすべて漆黒になるように特別に設計され、実験的な映像表現が可能。また、室内各所に黒または闇をテーマとした京都在住美術家の小作品が常設展示。YUY BOOKS による選書は洞窟や映像、南方熊楠にまつわる本を中心に選ばれている。
Information
Concept Room No.652 kumagusuku
クライアント:UDS株式会社/ホテルアンテルーム京都
ディレクション・空間デザイン:kumagusuku(矢津吉隆)
施工:池田精堂、椎口工務店
協賛:(株)ヤマハミュージックジャパン
協力:ホルベイン工業株式会社
ブックディレクション:YUY BOOKS
出品作家:宮永亮、西條茜、石塚源太、小宮太郎、名和晃平、矢津吉隆、ジダノーワ・アリーナ、前端紗季